妙に落ち着いたビットコイン、明るい兆しか嵐の前の静けさか？【仮想通貨相場】
2022-06-28 09:45:00
著者 松田康生（まつだやすお）楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・21,000ドル近辺でのもみ合い
・CoinbaseとFTXで明暗分かれるヘッドライン
・その割に市場は妙に落ち着いている
・更なる下落前の凪かもしれないが、短期的な売りが一巡した可能性も
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場はもみ合い推移。
日曜日に22,000ドル（約295万円）トライに失敗、しばらく21,000ドル（約285万円近辺でサポートされていたが、海外時間に入り20,000ドル（約270万円）台に値を下げている。
BTCは、週末の3四半期末のオプションカット・先物SQを無事クリアすると21,000ドル台で底堅く推移したが、日曜日に22,000ドルトライに失敗すると上値を重くした。
CME先物が前週末比若干窓を開けて始まると、すぐさま窓埋め方向に下落したが21,000ドル近辺でサポートされた。
海外時間に入るとゴールドマンサックス（GS）がCoinbase株を「売り推奨」に下げ、またテラ問題の余波で資金繰りが悪化していたThree Arrow…
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