2021-05-06 12:00:08
ビットコイン相場
GW明けとなる6日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比+3.3%の623万円(ドル)に。
下値が買われ、意識されていた日足50日移動平均線(50SMA)を再度上抜けるなど反発色を強めている。XRP(リップル)が前日比+18.8%、ビットコインキャッシュ(BCH)が前日比+24%、イーサリアムクラシック(ETC)が前日比+31.4%を記録するなど全面高となった。
4日には、イエレン米財務長官が「(景気過熱時の)金利上昇の必要性」に触れたことで、ナスダック市場が急落する場面もあり、ビットコイン市場も連れ安となるなど過剰に市場が動揺する場面も見られた。しかし、その後「連邦準備制度(FRB)」の独立性を強調するなど釈明したことで落ち着きを取り戻しつつある。
早ければ年内にもQE(量的緩和)の縮小を意味するテーパリング観測もあるが、大規模金融緩和には、新型コロナウイルスの感染再拡大リスクを踏まえた経済下支えが大規模金融緩和の根底にあり、金融当局は議論について慎重な姿勢を前面に押し出している。
仮想通貨市場はブル優勢
金融市場が敏感になる中、良好なファンダに後押しされる仮想通貨市場は、再び強気姿勢を鮮明にしつつある。
今年2月に米CMEにイーサリアム(ETH)先物が導入されて以来、ETHのエクスポージャーに対する機関投資家需要が増している。CryptoCompareのデータによれば、ローンチ当初の1週間は、CMEのETH先物取引量はわずか2300万ドルだったが、直近では週間取引高は過去最高の3億5300万ドルに達した。BTC先物取引高に対するシェアも1.36%から、9.36%にまで急進した。
前週にかけて高騰したイーサリアムは、目先材料とされ値たETH基盤最大手の分散型取引所「UniSwap…
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