2021-05-07 11:29:22
ビットコイン売上が10倍以上増加
モバイル決済などを提供する米国企業スクエアが、2021年第1四半期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の売上が、前年同期比で約11倍も増加したことが分かった。
2021年1Qのビットコイン売上は35億1,000万ドル(約3,820億円)に達した。一方で、ビットコイン売上による粗利益はビットコイン売上の約2%に当たる7,500万ドル(約81億円)にとどまっている。
スクエアは「ビットコイン売上は、ユーザーへのビットコイン販売額の合計。ビットコインにかかった費用は、当社が購入したビットコインの総額」と説明。スクエアは、ユーザーがビットコインにスムーズにアクセスできるようにビットコインを購入しているという。
またビットコイン販売による粗利益が、売上に対して少ないことについては、ビットコインの市場価格は変動しやすく、スクエアがコントロールできるものでもないため、ユーザーがビットコインを購入する際にわずかな手数料しか設定していないことを挙げた。「ユーザーのビットコインへのアクセスを促進するのが当社の役割」とも言及する。
スクエアは、第1四半期について事業全体の粗利益が9億6,400万ドル(約1,050億円)に達したと述べているため、ビットコイン販売による粗利益は全体の約7.7%に貢献したことになる。
コインポストの提携メディアThe Blockが作成したグラフによると、ビットコインからの粗利益は2020年1Q時点では700万ドル(約7.6億円)だった。2021年1Qは7,500万ドル(約81億円)に達したため、一年間で10倍以上に成長したことになる。
同社はビットコイン売上増加について、次のように説明した。
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