2022-08-08 12:30:22
ユーザー資産を保護
シンガポールの暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所Bitgetは5日、有事の際に顧客資産を補償する為の2億ドル(270億円)規模の設立を発表した。
ファンドの正式名称は「Bitget Protection Fund」。執筆時点では、190億円相当のビットコイン(BTC)と110億円相当のテザー(USDT)を運用している。
6,000BTC 8000万USDT
業界の大手プラットフォームが相次いで債務不履行・破産に陥った中、Bitgetはハッキングなど有事の際にもユーザーの顧客資産を返済できるようにする目的で同ファンドを設立した。Bitgetは今後3年間で2億ドルの規模が担保する方針を表明した。
ファンドは完全に自社の資産から構成されており、第三者の補償プログラムを要していない。また、相場の急落にも応じることができるよう、ステーブルコインのテザーも構成銘柄に含まれていると説明している。
ファンドの補償対象はユーザーの行動以外の要因で顧客資産が失われた場合のみで、トレードロスや偽証事例は対象外。また、誤って行った取引なども対象外となる。
同ファンドの設立について、Bitgetのマネジング・ディレクターのGracy Chen氏は以下のようにコメントした。
世界有数の暗号取引所として、ユーザーの資産の安全性は常に我々の第一の優先事項だった。Bitget Protection Fundをローンチすることで、我々はビットゲットコミュニティーを保護し守るという約束を果たす目標に
一歩近づいた。
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