Ginco社が仮想通貨ウォレット関連特許を取得、金融機関での利用を想定

仮想通貨



2022-08-12 17:05:10

外部接続なしでの仮想通貨送金を実現

Web3(分散型ウェブ)ディベロップメントカンパニーのGincoは12日、暗号資産(仮想通貨)ウォレットに関する特許を取得したことを発表した。

Ginco社は、仮想通貨やブロックチェーン活用に取り組む事業者向けサービスを開発しており、業務用の仮想通貨ウォレット分野で大きな実績を有している。

今回、同社が取得した特許は、仮想通貨を取り扱う金融機関が、安全かつ高い費用対効果で業務態勢を構築することを可能にするもの。特許の申請自体は19年10月に行われていた。

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具体的には、仮想通貨(セキュリティートークンやステーブルコインを含む)の秘密鍵を扱う端末が外部との通信・接続を行うことなく、デジタル完結で暗号資産の送金処理等を実現することで、高いセキュリティを保ったまま円滑にオペレーションの遂行を可能とする。

Ginko社は、特許技術によって、仮想通貨を取り扱う金融機関に、以下のメリットを提供できるとした。

顧客資産を100%コールドウォレットで管理し続けることができる。
マルチシグによる相互牽制を組織体制や業務オペレーションに柔軟に組み込むことができる。
オンライン・オフラインを切り替える端末操作を要さず業務の省力化が可能になる。
顧客の要請に応じた迅速な入出庫管理が可能になる。

秘密鍵とは

秘密鍵はプライベートキーとも呼ばれる。銀行口座で例えると暗証番号にあたり、送金時に署名する時などに使用する。秘密鍵と対になっている公開鍵と違い、絶対に他者に知られてはいけない。

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