2022-08-13 08:12:57
仮想通貨のマネロン助長の容疑
オランダの捜査機関「Fiscal Information and Investigation Service(FIOD)」は12日、暗号資産(仮想通貨)ミキシングサービス「Tornado Cash(トルネードキャッシュ)」で犯罪収益の流れを追跡することを困難にし、マネーロンダリングを助長したという容疑で、29歳の男を逮捕したと発表した。
発表では名前まで明かされていないが、逮捕されたのはソフトウェアエンジニアのAlexey Pertsev容疑者と見られる。CoinPostの提携メディア「The Block」によると容疑者の妻が、夫が逮捕されたことを認めているという。FIDOは今回の発表で、トルネードキャッシュは米国で制裁対象にもなっていると説明した。
関連:米財務省、仮想通貨ミキシング「Tornado Cash」を制裁対象に指定
ミキシングサービスとは
仮想通貨の取引データを複数混ぜ合わせることによって、その仮想通貨の出所や保有者のアイデンティティを隠すサービス。
▶️仮想通貨用語集
米財務省外国資産管理局(OFAC)がトルネードキャッシュを制裁対象に指定したことを発表したのは8日。容疑者の妻によると、Pertsev容疑者が逮捕されたのは10日である。容疑者の妻は、夫は違法なことは何もしていないと訴え、弁護士に相談しているという。
FIODのサイバーチームは、2022年6月からトルネードキャッシュの捜査を開始。北朝鮮関連のグループがハッキングで盗難した仮想通貨を含め、非常に多くの犯罪収益のマネーロンダリングにトルネードキャッシュが利用されていると疑ってきた。Pertsev容疑者はトルネードキャッシュに関与したという理由で逮捕されたが、エンジニアとしてコードを書いただけの可能性がある。
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