2022-08-16 11:50:20
買収案撤回について法的手段を検討
大手暗号資産(仮想通貨)カストディ企業BitGoは15日、仮想通貨投資企業Galaxy Digitalが同社に対する買収提案を取りやめたことに関して、法的な手段に訴える意向だと発表した。
著名投資家マイク・ノボグラッツ氏が率いるカナダの上場企業Galaxy Digitalは2021年5月時点で、BitGoを約1,300億円で買収する計画を公表していた。しかし15日、これを撤回すると報告したばかりである。
この理由としては「BitGoが2022年7月31日の期限までに、当社の契約要件に準拠した2021年の監査済み財務諸表を提供しなかった」ことを挙げた。さらに、Galaxyが支払う「契約解除料は発生しない」とも続けている。
しかしBitGoはこの決定を不当としており、ビジネス訴訟を専門とするクイン・エマニュエル法律事務所を雇って、適切な法的措置を取る方針だと声明を出した。
クイン・エマニュエルのパートナーであるR・ブライアン・ティモンズ氏は、次のように見解を述べている。
BitGoは、監査済み財務書類の提出を含め、これまで必要な義務を果たしてきた。Galaxyがこの四半期に約730億円(5億5,000万ドル)の損失を計上したこと、同社の株価が低迷していること、さらに、Galaxyとノボグラッツ氏の両方がテラエコシステム崩壊の騒動に気を取られていることは公になっている。
GalaxyがBitGoに、約束通り1億ドルの契約解除料を支払うか、不誠実な行動のために、それ以上の損害賠償に直面するか、どちらかである。
ティモンズ氏が指摘するように、Galaxy…
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