DeFi大手Aave、分散型の運営継続を強調 米国のTornado Cash制裁受け

仮想通貨



2022-08-16 07:20:17

分散型の運営継続を強調

DeFi(分散型金融)の大手レンディングプラットフォーム「Aave」は、CoinPostの提携メディア「The Block」に対し、政府による制裁を理由にウォレットの監視をスマートコントラクトレベルで行う場合は、コミュニティの同意を必ず得ると説明した。

米国が暗号資産(仮想通貨)ミキシングサービス「Tornado Cash(トルネードキャッシュ)」を制裁対象にした後、Aaveにアクセスできなくなったユーザーがいる。しかし、これはあくまでフロントエンドレベルでの監視だとした。

フロントエンドとは

「前部」といった意味のある英単語で、アプリにおいてはユーザーが直接、入力や操作を行う部分を指す。

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米国では8日、財務省外国資産管理局(OFAC)がトルネードキャッシュを制裁対象に指定したことを発表。オランダでは、トルネードキャッシュに関与したとして開発者が逮捕される事例も起きており、規制機関の取り締まりに業界からは批判の声も上がっている。

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また、OFACの発表の後に、何者かがトルネードキャッシュから様々なアドレスにイーサリアム(ETH)を送信。これは制裁措置に対する一種の抗議とも見られており、送り先には著名人と関連する仮想通貨ウォレットも多く含まれている。この影響で、トロン(TRX)創設者のジャスティン・サン氏も13日、「誰かがトルネードキャッシュから0.1ETHを送信したことで、Aaveにブロックされた」と報告した。

公式にブロックされてる @AaveAave 誰かが 0.1 eth をランダムに送信したため @トルネードキャッシュ 私に @StaniKulechov pic.twitter.com/tNXNLNYZha

— HE ジャスティン・サン🌞🇬🇩 (@justinsuntron)

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