米SEC、ドラゴンチェーンの巨額ICOを未登録証券販売として訴状提出

仮想通貨



2022-08-17 11:40:56

ドラゴンチェーンICOを未登録証券販売と指摘

米証券取引委員会(SEC)は16日、2017年に行われた暗号資産(仮想通貨)Dragonchain(ドラゴンチェーン)のICOについて未登録証券販売だと指摘し、ワシントン州の連邦地裁に訴状を提出した。

ドラゴンチェーン創設者John Joseph Roets氏と、同氏が運営する3つの事業体、Dragonchain Inc、Dragonchain Foundation、The Dragon Companyを訴える形だ。

ドラゴンチェーンは、2017年にドラゴントークン(DRGN)のプレセールおよびICOを行っていたが、SECはこれを未登録証券の販売とみなしている。

SECによると、ドラゴンチェーンはプレセールとICOで米国を含む世界中の約5,000人の投資家から約1,400万ドルを調達。その後も2019年から2022年にかけて、ドラゴンチェーン技術開発や販売のための事業支出を賄うために、約250万ドル相当のDRGNトークンを販売したという。

合計約22億円(1,650万ドル)を販売しているが、その一部は州の規制当局がDRGNを証券と認めた後に発生したと申し立てる格好だ。

SECはドラゴンチェーン側に対して、関連収益の払い戻しのほか、民事金銭賠償を要求している。

ICOとは

「Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開」のことで、企業やプロジェクトが、独自の仮想通貨トークンを発行・販売し、資金調達する行為を指す。

▶️仮想通貨用語集

ドラゴンチェーンとは

ドラゴンチェーン(DRGN)はイーサリアムのERC20トークンを使用しており、C言語、Java、Pythonなど一般的な言語でスマートコントラクトを開発することが可能なプロジェクトである。

現在の開発元はDragonchain…

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