期待を掻き消した米地区連銀総裁発言 リスクオン巻き戻しに注意【仮想通貨相場】

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期待を掻き消した米地区連銀総裁発言 リスクオン巻き戻しに注意【仮想通貨相場】

2022-08-19 11:15:00
期待を掻き消した米地区連銀総裁発言 リスクオン巻き戻しに注意【仮想通貨相場】

著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円は概ね310万円台後半での揉み合いに終始。同日未明に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、経済への影響を懸念して政策金利の引き上げペースを緩める時期が来るとの言及があった一方、インフレが2%に回帰する軌道に乗るまで現状のペースを維持するのが適切との指摘もあり、見極めムードが台頭した。そんな中、昨日はセントルイス連銀のブラード総裁がWSJとのインタビューで、9月は75bp利上げ支持に傾いていると発言。さらに、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁とカンザスシティー連銀のジョージ総裁からも、相次いでタカ派的な発言があり、市場は警戒ムードを強め、米時間からの相場はレンジ下限を目指す展開となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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