元ソース<DeFiセクターに吹く逆風【Krakenリサーチ】
2022-08-19 06:00:00
マーケット全体の回復に合わせ、DeFi銘柄も7月は復調の月となった。
イールドアグリゲーター・サービス(レンディングなど利回り投資を自動で最適化するサービス)を手がけるヤーン・ファイナンス(YFI)については、月間で価格が2倍に上昇。-4%となったAMPなど一部例外はあるものの、ほとんどの銘柄が二桁の上昇率を記録した。
(画像:DeFiの7月のパフォーマンス/Kraken Intelligence)パンケーキスワップ(Pancake Swap)やバランサー(Balancer)については、月間の手数料収入が前月比+170%、+77%と大幅に増加した。一方、カーブ(Curve)、メーカーダオ(MakerDAO)、アーべ(Aave)については、それぞれ同-66%、-32%、-31%と落ち込んだ。
(画像:DeFiプロジェクトのパフォーマンス/Kraken Intelligence)TVL(Total Value Locked、総預かり資産)別で見てみよう。
MakerDAO、リドファイナンス(Lido Finance)、ユニスワップ(Uniswap)がトップ3を占める。TVLから見たDeFiの市場規模は、DeFi Llamaによれば、7月末時点で約688億ドル(約9.2兆円)。
MakerDAOは約12%超のシェアをもっていることになる。一方、(ガバナンストークンの)時価総額をTVLで割った時の割合でみると、上位3プロジェクトの中でMakerDAOが0.12倍と、Uniswapの0.59倍に対して過小評価されているようだ。
押し寄せる淘汰の波
投資家にとっては必ずしも好ましい話ばかりではなかった7月の暗号資産業界での出来事について、ハイライトを以下にまとめた。
DeFiセクターに吹く逆風【Krakenリサーチ】