2022-08-22 12:16:51
仮想通貨市況
前週末の米株式市場では、NYダウは前日比292ドル(0.86%)安と反落した。
ドイツの生産者物価指数(PPI)が過去最大の伸びを観測したことに伴い、米債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りが3%に迫る1ヶ月ぶり水準まで上昇したことなどが背景にある。金利上昇局面では、割高感の意識されやすい高PER(株価収益率)のグロース株を中心に売りが先行しやすい。
10日発表のCPI(米消費者物価指数)にてピークアウトを示唆したことで利上げペースの緩和期待も散見されたが、ここへきてFRB(米連邦準備制度)関係者は積極的な利上げ姿勢を強調しており、リセッション(景気後退)懸念が強まっている。
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暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比2.7%高の21,400ドルに。
急落の反動で幾分値を戻した格好だが、金融市場の地合い悪化は顕著にあり、一時的なリバウンドの範疇に留まるとの見方が大勢を占める。
19日の暴落局面では、24時間で仮想通貨5.6億ドル(770億円)のロングポジションが強制清算(ロスカット)された。6月13日の6.8億ドル(930億円)に迫る水準となる。
特に直近高騰していたアルトコインの下落率が高く、前週比-11%のビットコイン(BTC)に対し、イーサリアム(ETH)は前週比-15.4%、エイダ(ADA)は-16.3%、ソラナ(SOL)は-17.1%となった。
デリバティブ(金融派生商品)市場では、The Merge(ザ・マージ)思惑でイーサリアム(ETH)など主要アルトのロングポジションが積み上がっており、これが一掃された格好だ。
米規制当局による暗号資産ミキシングサービス「Tornado…
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