デジタルユーロ、欧州全域でのクロスボーダー決済を促進するものになる=フィンランド中央銀行総裁
2022-08-25 15:50:00
フィンランド中央銀行のオッリ・レーン総裁は、水曜日に発表されたカリフォルニア大学バークレー校での講演の中で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるデジタルユーロが民間フィンテックソリューションと連携し、欧州全域でのサービスのクロスボーダー決済を実現するものになるだろうと語った。
欧州中央銀行(ECB)によるデジタルユーロの妥当性に関する調査は2021年末に始まり、2023年10月に結論が出る予定だ。レーン氏は、デジタルユーロの有用性について、次のように語っている。
「デジタルユーロは、人々の支払方法に新たな選択肢を与え、デジタル化が進む経済において支払を容易にするものだ。中央銀行のデジタルマネーは、銀行間の取引だけでなく、オンラインショッピングや実店舗でのビジネスなど、人と人との日常的なピアツーピアの決済にも利用できるようになるだろう」
レーン氏は、民間で開発された仮想通貨は、強力なアンカーがないため、本質的に不安定であると主張した。「デジタル化は金融サービスをより効率的にするが、サイバー攻撃などのサイバーリスクに対してより脆弱になる」と指摘し、マネーロンダリングや金融犯罪などの不正行為に対するこうした脆弱性が、「CBDCを通じたデジタル時代の安全かつ合法な決済手段」の確固たる理由になっていると指摘している。
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