元ソース<デジタル人民元のカード型ウォレットに指紋認証を活用──プライバシーへの懸念も
2021-05-12 06:30:00
中国のスマートカードメーカー、Chutian Dragonは、ノルウェーのIDEX Biometrics ASAの指紋認証技術を利用したデジタル人民元用カード型ウォレットの製造を計画している。IDEX Biometricsが今月に発表した。
指紋認証技術を使ったウォレットは、デジタル人民元を使用する際のプライバシーへの懸念をより大きくする可能性もある。
Chutian Dragonの取り組みは、デジタル人民元の普及をサポートする中国テック系企業の数多くの取り組みの1つと言える。アリペイが手がけるデジタル人民元用モバイルアプリ内のオンライン決済サービスはすでに稼働している。中国の4大商業銀行の顧客は、デジタル人民元用アプリを使ってフードデリバリーやオンラインショッピングの決済を行うことができる。
デジタル人民元のハードウェア
北京に拠点を置くChutian Dragonは、中国の政府機関や、中国移動通信(チャイナモバイル)や中国銀聯などの国営企業に長年にわたってスマートカードを提供。デジタル人民元のハードウェアとしてカード型ウォレットを製造している。
IDEXの声明によると、Chutian DragonとIDEXのパートナーシップは、2019年に両社が決済カードを共同開発した際のライセンスと合意に基づいている。
この協業に中国人民銀行(PBOC)が関与しているかどうかはわからない。Chutian…
長文は切り捨ている場合があります。元ソースよりご確認ください。
元ソース
続き・詳細はこちら デジタル人民元のカード型ウォレットに指紋認証を活用──プライバシーへの懸念も