アルトに物色買いも、ビットコインが置いて行かれた理由【仮想通貨相場】

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2021-04-05 09:10:00
アルトに物色買いも、ビットコインが置いて行かれた理由【仮想通貨相場】

著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

アルトコインに物色買い

週末のBTC相場は上値の重い展開。6万ドル(約665万円)ワンタッチに成功したものの、アルトコインの上昇をしり目に上値を押さえられると、一時56500ドル(約625万円)近辺まで値を下げたが、足元では58000ドル(約640万円)近辺に値を戻している。BTC相場は、モルガンスタンレーのBTC関連投資予定の開示やCoinbaseの上場日決定の報もあり金曜日に6万ドルワンタッチに成功、続いてETHも2000ドルワンタッチに成功したが、米雇用統計を前に様子見姿勢が強まった。注目の非農業部門雇用者増減は予想66万人増のところ91.6万人増と強い数字だったが、株式市場が休場だったためか影響は限定的だった。そうしていると、BCHが上昇、続いてETHが史上最高値を更新、更にリップル社ガーリングハウスCEOのCNBCでの発言を好感したXRPも上昇した。しかし、BTCは、6万ドルに戻せずにいると、アルトコインの物色買いが一巡、下げに転じると、先物市場でのロングの清算を巻き込み56500ドル近辺まで値を下げたが、やや値を戻している。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。

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