2021-05-19 21:53:21
ビットコイン急落
仮想通貨市場の下げが止まらない。
ビットコイン市場は19日、米ドル建で4万ドルを割り込み大幅続落。日本円建(bitFlyer)では、2月7日以来3ヶ月ぶりとなる300万円台まで暴落した。4月14日に記録した過去最高値707万円から、わずか1ヶ月で300万円幅下落した計算となる。
年初から急ピッチな市場拡大で高値を更新した仮想通貨市場では、急速に資金が抜けている。
17日時点
で、週足は先月半ばに上髭反転してから陰のつつみ線(大陰線)形状、日足は三尊天井を示していたほか、MACDのデッドクロスなど、テクニカル的でも売りシグナルが点灯していたほか、①中国による金融機関等の仮想通貨扱い禁止、②米通貨監督庁による仮想通貨関連の政策方針見直し③主要
マイニング
地域であるモンゴル自治区における仮想通貨マイニング逆風など、各国の規制面でもネガティブな報道も散見された。
テスラのビットコイン決済停止の発表を受け、各国でビットコインに関連する環境問題が取り沙汰される中、テスラ社に追従するようにして参入の相次いでいた米上場企業に影響するとの見方が広がったことも尾を引いている。
直近のマーケット環境では、米ニューヨーク時間(日本時間21時頃)から大きく売られる傾向にあったが、今回の大幅下落ではアジア時間にロスカットラインを下回り、投げ売りが出たことを示唆する。
19日までは比較的堅調な推移で高値更新していた実需系トークン(ネットワーク系トークン・取引所トークン等)にも売りが広がり、アルトシーズンで急騰していた反動で、パニック売りも誘発している。