イーサリアムL2ソリューション「Arbitrum」ローンチへ 最大手DEXのUniswapでも採用検討

仮想通貨



2021-05-27 12:44:46

Arbitrumがローンチへ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のレイヤー2ソリューション「Arbitrum(アービトラム)」が、5月28日にローンチ予定であることがわかった。海外版コインデスクの取材で判明した。

Arbitrumは、米プリンストン大学の研究チームが主となる開発企業Offchain Labが開発したもので、2020年10月にテストネットをローンチした。

このレイヤー2技術は、イーサリアムバーチャルマシン(EVM)にフル対応するOptimistic rollupを採用している。主に、イーサリアムのネットワークトラフィックによる実質手数料にあたる「ガス代」高騰問題を解決するために開発されたソリューションだ。

Optimistic rollup(オプティミスティック・ロールアップ)といえば、「Optimism(オプティミズム)」が代表的で、今年1月にメインネットがローンチされた。

Arbitrumの特徴としてはオンチェーンに保存する情報が少ないことや、イーサリアムのガスリミットを超えるような計算とストレージが必要なコントラクトを処理できることがあるという。(LayerXデータリファレンス
)。

また、Arbitrumのロールアップ技術では、現在イーサリアムのガス代より270分の1に削減可能で、送金速度もメインネットより早いとされる。直近ではレイヤー2ソリューションである「Polygon」のMATICトークンの価格高騰がエンジニアや投資家の関心を集めており、イーサリアムのスケーラビリティソリューションへの期待は大きい。

一方、ArbitrumやOptimismはネイティブトークンを設けていないネットワークだ。

オフチェーン…



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