英財務省関係者 「相当数の仮想通貨企業がマネロン防止基準満たさず」

仮想通貨



2021-05-29 10:00:52

多くの仮想通貨関連企業がAML基準満たせず

英国財務省の関係者は、多くの暗号資産(仮想通貨)のスタートアップがマネーロンダリング防止(AML)基準を満たしていないと明かした。

金融行動監視機構(FCA)の審査プロセスに遅延が生じていることに関する質問が提出され、それに対する回答によって明らかになっている。

財務省の経済秘書であるJohn Glen氏は、質問を行ったPhilip Davies保守党議員に対し、多くの仮想通貨スタートアップがAMLの基準を満たせていない現状を明かした。

かなりの数の企業が適切かつ頑健なAML管理フレームワークの実装と、適切な人材の雇用を行えずにいる。

一時的な登録制度に遅れ

FCAは2020年の12月に、マネーロンダリング防止(AML)とテロ資金供与阻止(CTF)の観点から仮想通貨ビジネスに関する「一時的な登録制度」を設置している。

しかし、当初2021年1月10日に仮想通貨関連企業の登録の締め切りを設定してたものの、申請書の複雑さとその基準のため作業に遅延が生じたとしており、7月9日に期限が延長された。

具体的にはこれまで、FCAの介入により、申請を行った企業の9割以上が申請を取り下げたという。また、5月24日の時点で登録を終わらせた仮想通貨関連企業は僅か5つとなっており、その中には取引所Geminiの2つの関連会社も含まれている。

現在は167の企業がAML/CTFの登録を待っており、77の新しいスタートアップが登録の完全な評価を待っているとしている。

財務省は、1月7日に仮想通貨と

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