タイ金融当局、DeFiでのトークン発行にライセンス義務付けを検討=報道

仮想通貨



2021-06-02 10:59:48

DeFiでのトークン発行を注視

タイ証券取引委員会(SEC)は分散型金融(デフィ)を注視しており、暗号資産(仮想通貨)トークン発行を伴うDeFiプロジェクトにライセンス取得を義務づけることを検討している。The Bangkok Postが報道した。

タイSECがDeFiに関する公式発表を行うのはこれが初めてのことだ。SECはライセンス制度を検討しているという姿勢を示し、5月30日の発表で次のように述べているという。

デジタルトークンの発行は、タイ証券取引委員会によって承認され、監督されなければならない。トークン発行者は情報を開示し、デジタル資産法令の下で認可されたポータルサイトを通じてトークンを提供する必要がある。

この発表と同日、タイではTuktuk Financeという名前のDeFiイールドファーミングプロジェクトがBitkub Chain(仮想通貨取引所を運営するBitkubグループのDeFiプラットフォーム)にローンチされていた。

報道によると、Tuktuk FinanceのネイティブトークンであるTUKトークンの価格は、数百米ドルに急騰した後、わずか数分で1ドルまで暴落したという。このように不安定なDeFiプロジェクトもみられる状況で、SECの規制に賛成する声も挙がっている。

「フィンテックが試行を行える制度も理想的」

タイのブロックチェーン専門家Dome Charoenyost氏は、DeFiには十分に規制されていないプロジェクトがあり、SECの警告は正しいとして次のように述べた。

将来的にはタイSECが承認したDeFiプラットフォームが登場する可能性もある。

またフィンテック企業Ava AdvisoryのCEO、Niran…

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