ゴールドマン・サックス幹部「仮想通貨は金というより銅と似た資産」

仮想通貨



2021-06-02 14:16:09

仮想通貨は銅に似た資産

米大手投資銀行ゴールドマン・サックスの幹部Jeff Currie氏は、「ビットコイン(BTC)を初めとする暗号資産(仮想通貨)は、ゴールド(金)というよりも、銅と似た資産である」との見解を示した。

仮想通貨とゴールドはどちらもインフレヘッジに利用できる資産だが、投資に伴うリスクを考えると、正確には価値が異なると主張。ゴールドはリスクオフ(リスク回避時)の時に買われる資産であり、仮想通貨はリスクオン(リスク選好時)の時に買うべき資産だと説明している。

Currie氏はゴールドマン・サックスで、ゴールドや銅などのコモディティ(商品)のリサーチを行うグローバル部門を率いている。上述した内容は、1日に出演したCNBCの「Squawk Box Europe」での発言だ。

「デジタル通貨は金の代替品ではありません。どちらかといえば、銅の代替品となるでしょう。リスクの多いリスクオン資産です。それらは、インフレ ヘッジのリスクを回避するのではなく、インフレ ヘッジのリスクの代替品です」 #暗号 $ BTC

ゴールドマン・サックスの商品部門責任者、ジェフ・カリー氏 pic.twitter.com/Qc1yXnDfvo

– Joumanna Bercetche ドーナンナ・ベルチェチェ 2021 年 6 月 1 日

仮想通貨の中でも特にビットコインを、デジタル・ゴールドとする見方は多くの識者が示している。ビットコインは発行上限が定められているため、同じく希少性が高いなどの理由で、ゴールドと同質の資産だとする識者は多い。今回Currie氏は、この見方と違った意見を提示した。

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