底堅く推移するビットコイン、規制動向には要注意か【仮想通貨相場】
2021-06-11 08:00:00
著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
底堅く推移
昨日のBTC相場は底堅い展開。未明に米インターネット証券大手インタラクティブ・ブローカーズの暗号資産市場への参入やトンガ王国の貴族議員が同国でもBTCを法定通貨として導入することを示唆したことが報じられると、BTCは36,500ドル(約400万円)付近まで上昇。朝方は堅調に推移し、一時37,500ドル(約410万円)付近まで上昇するも、日中はハッシュレートの低下もあってか、上値の重い展開が続き、夕方には再び36,500ドル付近まで下落した。海外時間に入り、ハッシュレートが上昇に転じたことや、Bitfinexなどの海外の大手取引所がインド市場への参入を検討していることが報じられると、BTCは38,000ドル(約415万円)付近まで上昇した。その後、バーゼル委員会がマネーロンダリングや価格の乱高下によってデフォルトを誘発するリスクを指摘し、BTCを最高のリスクウェイトとすることが提案されると、BTCは上値を抑えられ、夜間には下落に転じ、再び36,500ドル付近まで下落している。
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