2021-06-15 07:54:00
著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
テスラBTC決済の可能性
昨日のBTC相場は底堅い展開。未明にテスラ社のイーロン・マスクCEOがBTC決済の再開について「暗号資産のクリーンエネルギー使用率が50%に達したタイミングでBTC決済を再開する」するとしたことで、BTCは39,000ドル(約430万円)付近まで上昇した。朝方にCNBCのインタビューで著名投資家ポール・チューダー・ジョーンズが「BTCは長期的に富を保護するための素晴らしい資産」とポジティブなコメントをしたこともあってか、BTCは堅調に推移し、一時40,000ドル(440万円)に迫る水準まで上昇した。その後、韓国の規制当局が銀行に対し、暗号資産交換所をハイリスク顧客として取り扱うよう求めたとの報があったが、BTCは底堅く39,000ドル台での推移が続いた。海外時間に入り、MicroStrategy社が$500milの債券を売却し、BTCの購入資金としたことが報じられると、BTCは一時41,000ドル(約450万円)まで上昇、今朝方はS&P500とNasdaqが史上最高値を更新したこともあってか、BTCは堅調に推移し、40,000ドルに近い水準で推移している。