2021-06-16 12:05:25
ビットコイン相場と金融マーケット
16日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比-0.44%の442万円(40,080ドル)で揉み合っている。
17日午前3時にはFOMC(米連邦公開市場委員会)の発表を控えており、量的緩和縮小(テーパリング)に関する予備的な議論開始、及び米国債長期金利の再上昇シナリオも取り沙汰されることから、様子見基調となりやすいか。
もっとも、市場予想を下回った4月の雇用統計の結果などを受け、有識者らに本命視されているのは7月〜8月以降のFOMC、あるいは8月26~28日に開催予定の「ジャクソンホール会議(経済政策シンポジウム)」とされており、当面は警戒感が燻ることになりそうだ。
仮想通貨市場のセンチメントは改善傾向にあるものの、レジスタンスラインの重なる42,000〜43,000ドル付近では売り圧力が強まることが想定される。200日移動平均線も42,715ドルで推移しており、これを上抜けるには新たな”燃料”が必要との指摘も少なくない。いずれにせよ、強気トレンド再開のためには、43,000ドルを超えることは前提条件と言えるだろう。
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