給与支払にビットコインを使うのは「時期尚早だ」、エルサルバドルの大臣が発言
2021-06-17 10:51:01
エルサルバドルの労働社会福祉大臣であるロランド・カストロ氏は、政府は給与支払にビットコイン(BTC)を採用する準備ができていないと語った。
16日のツイートで、カストロ氏は、労働社会福祉省が月曜日に財務省や経済省の当局者とビットコインによる給与支払の可能性を検討し始めたという現地報道を否定した。
カストロ氏は質問に答えているだけだと強調し、「賃金について議論するのは時期尚早だ」と述べた。労働社会福祉省は、エルサルバドル人の雇用問題に集中しているとも付け加えた。「金融の問題は経済閣僚の担当であり、私はその一部ではない」と付け加えた。
エルサルバドルでは、2001年に制定した通貨統合法の中で、給与支払は現地通貨だったコロンもしくは米ドルでのみ支払うべきと規定している(しかし、コロンは現在、ほとんど使われていない)。エルサルバドルが、この規定をビットコインにまで拡張するのかどうかは、まだ不確定だ。ナイブ・ブケレ大統領が示した案では、「税負担をビットコインで支払うことができる」、「会計上では、米ドルを基準通貨として使用する」としている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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