Huobi Global、中国居住者の仮想通貨デリバティブ取引を禁止

仮想通貨



2021-06-29 07:15:14

Huobiの中国での対策

中華系大手仮想通貨取引所Huobi Globalは利用規約を更新し、デリバティブ取引の利用禁止対象国(居住者国)リストに中国を追加したことがわかった。

禁止の対象となるサービスはデリバティブ取引にとどまり、中国在住のトレーダーがHuobiへアクセスし現物取引を依然として行えるようだ。

Huobiの方針には中国政府が仮想通貨取引に対する取り締まりを強化しているという背景がある。5月末の政府発表を受け、Huobiは中国の新規ユーザーによるデリバティブ取引を停止し、その後はレバレッジを125倍から5倍までに引き下げた経緯がある。

関連:ビットコイン市場に影響を及ぼす中国の仮想通貨規制、直近の動向まとめ

また、中国以外にも、日本や米国、カナダなどもデリバティブ取引の禁止対象国に含まれている。

BTCCが取引事業撤退

中国最古の取引所であるBTCC(BTCChina)はビットコイン取引事業から完全に撤退したことがSCMPに報じられた。

BTCCは2011年に立ち上げられた中国最初のビットコイン取引所だが、2017年の中国政府の仮想通貨禁止政策を受け、香港経由で取引サービスを提供することに変えていた。

しかし、中国政府の5月の政策に応じるために完全に取引事業を取りやめ、ブロックチェーン関連事業に移ると説明したという。

著者:菊谷ルイス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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