コインベースやフィデリティなど米国の4企業、仮想通貨業界団体設立 

仮想通貨



2021-04-07 12:55:46

政策立案者に仮想通貨の恩恵を伝達

米国で新たに暗号資産(仮想通貨)の業界団体「The Crypto Council for Innovation(イノベーションのための仮想通貨評議会、略称CCI)」が立ち上がった。金融サービス大手Fidelity Investments、決済サービスのSquare、仮想通貨取引所コインベース、投資企業Paradigmが共同で創立したもの。

主要な目的の一つは、政策立案者にロビー活動を行うことだ。「仮想通貨がものごとを刷新できる可能性を示し、その利点を世界中の政策立案者、規制当局、その他の人々に伝える」ことが使命だと表明している。

ウォールストリートジャーナルによると、Paradigmの共同創設者Fred Ehrsam氏は、仮想通貨は現在「メインストリームに向かうターニングポイント」に位置しているとの認識を示した。同氏は、仮想通貨をインターネットと比較して次のように語る。

仮想通貨は非常に初期の段階にあり、かつてのインターネット業界もそうだったように、この段階にある間は非常に不安定だ。

政策立案者はリスクと恩恵のバランスを取りたいと考えており、仮想通貨業界の関係者でさえ、今後10年間で業界がどのような方向に向かうか予測するのには苦労するだろう。初期のインターネットも同様だった。

こうした状況を背景としてCCIは、政策立案者や規制当局、市民に有益な情報提供を行い、誤った情報も正していく意向だ。

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