イーサリアムが200日線維持失敗 CPIサプライズ再来で市場混乱【仮想通貨相場】
2021-07-14 12:15:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
13日のビットコイン(BTC)対円相場は38,884円(1.06%)安の3,621,323円と小幅に続落。東京時間のこの日の相場は、前日終値の366万円周辺で動意に欠ける展開に終始したが、6月の米消費者物価指数(CPI)が市場の予想を上回り、2008年来の伸びとなると、米株先の急落につれる形でビットコインも下落。その後は、BNYメロンとグレイスケールの提携が発表され358万円で切り返すも、米株のリスクオフが重石となり364万円で反落。米市場引け後には下げ幅奪回をトライするも、戻りは鈍かった。
アルトコインも昨日は広く売られ、時価総額第2位のイーサ(ETH)の対円相場は、9,818円(4.37%)安の214,882円と200日移動平均線(22万円)の維持に失敗した。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
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