米議員が警鐘「北京冬季五輪でデジタル人民元を米選手に使用させてはいけない」

仮想通貨



2021-07-20 10:10:09

デジタル人民元による監視を懸念

複数の米上院議員は、2022年冬の北京オリンピック中に試運転が展開されるデジタル人民元(e-CNY)に警戒を高めており、米国のアスリートが使用することを禁止するよう求めた。特にデジタル通貨のシステムにより行動が監視されることを懸念しているという。

e-CNYは、中国人民銀行が発行する中央銀行デジタル通貨(CBDC)である。すでに中国の様々な都市で一般市民がショッピングなどに使用する実証実験が行われており、北京オリンピック中にも、競技場付近での無人販売カートに採用するなど新たな実験が実施される予定だ。

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CBDC(中央銀行デジタル通貨)

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

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