半値戻しで跳ね返されたビットコイン、少し気になる材料とは?【仮想通貨相場】

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半値戻しで跳ね返されたビットコイン、少し気になる材料とは?【仮想通貨相場】

2021-04-20 08:45:00
半値戻しで跳ね返されたビットコイン、少し気になる材料とは?【仮想通貨相場】

著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

半値戻しに跳ね返される

昨日のBTC相場は、上値の重い展開。日曜日の安値約51,700ドル割れから反発を見せたが、4月14日の史上最高値約64,900ドルとの半値戻し58,300ドルを前に上値を抑えられた格好。BTCは、ハッシュレートの急落や米財務省の根拠のない取締りの噂などもあり先物市場でのポジション清算を巻き込み大きく値を下げたが、ハッシュレートの反発や中国人民銀行副総裁がBTCを資産として認めたとの報もあり52,000ドル割れから56,000ドル(約605万円)近辺に値を戻した。CMEのBTC先物が5000ドル近くの窓を開けて始まると、じりじりと窓埋め方向に値を上げて行ったが、新華社通信が副総裁はBTCなどへの規制の必要性を説いたと報じ、また58,000ドル(約635万円)が近づくと上値が重かった。米ロビー団体幹部がマネロン取締の噂を否定したが、米株が反落、ハッシュレートも下落に転じると54,000(約585万円)ドル近くまで下落した。しかし、先日BTC保有方針を示したTIME紙が米国とカナダで暗号資産支払いを開始するとしたこともあり、やや値を戻している。

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