2022-08-25 10:45:34
アバターやプロファイル画像、アニメ、漫画、動画などをブロックチェーンでトークン化したNFT(非代替性トークン)の利用ケースが世界的に急増する中、過去1年間で盗難の被害を受けたNFTは総額で1億ドル(約137億円)を超えた。ブロックチェーンのデータ分析を手がける英エリプティック(Elliptic)が報告書にまとめた。
「NFTと金融犯罪(NFTs and Financial Crime)と題した報告書によると、2022年7月までの12カ月に報告されたNFTの盗難被害総額は1億60万ドル(約138億円)。
暗号資産市場の低迷により、盗まれたNFTは5月の2390万ドルをピークに、6月はわずか500万ドル、7月には390万ドルまで減少。しかし、盗難件数は増加傾向で、5月の3473件から6月には3712件に増加。7月は4647件となった。
同社はまた、2017年以降、800万ドル以上の不正資金がNFTプラットフォームを通じて洗浄されたと述べた。一方、暗号資産ミキサーのようなサービスでは、3億2860万ドルが洗浄されている。
最近、米当局の制裁対象となった暗号資産ミキサーのTornado Cashは、NFTマーケットプレイスから1億3760万ドルの暗号資産を受け取り、処理したとされる。
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