レンジ推移のビットコイン、揉み合い推移が続くか【仮想通貨相場】
2021-05-28 08:00:00
著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
レンジでの推移
昨日のBTC相場はもみ合い推移。一昨日に40,000ドル(約440万円)に乗せるも、中国でのマイニング業者締め出しの動きへの警戒感もあり、未明はじりじりと値を下げ、39,000ドル(約430万円)付近まで下落した。Paypalが暗号資産の送付サービスを計画していることが明らかになるとBTCは切り返すも、上値は重く39,500ドル(約435万円)付近までの上昇にとどまった。その後も上値は重く、再びじり安の展開となり、一時37,500ドル(約410万円)を割る水準まで下落した。海外時間に入り、発表された米新規失業保険申請件数が4週連続で減少しコロナ後で最少となったことを好感、米株が上昇。BTCも上昇し、一時40,000ドルに乗せる水準まで上昇した。しかし、その後米長期金利が上昇し、米株の勢いが失われると、BTCも上値が重くなり、再び40,000ドルを割る展開となった。昨日は一日を通し、凡そ37,500ドルから40,000ドルのレンジで推移し、比較的動意が少なく、今朝方は39,000ドル付近での推移となっている。