元ソース<【市場動向】勢いに欠けるビットコイン、嵐の前の静けさか
2021-07-13 13:40:41
ビットコインは12日、6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、ほとんどの暗号資産(仮想通貨)とともに下落した。
最新価格
●ビットコイン (BTC):3万2779.6ドル、−3.23%(過去24時間)
●イーサリアム(ETH):2014.93ドル、−5.4%
●S&P500:4384.6、+0.34%
●ゴールド:1806.2ドル、−0.25%
●10年物米国債:1.369%(9日:1.36%)
「スポット、デリバティブ、オンチェーンの指標に、落ち着いた静かな動きが見られ、嵐の前の静けさを感じさせる」とブロックチェーン分析会社のグラスノード(Glassnode)は12日のレポートに書いている。
6月の消費者物価指数とインフレ懸念
多くの暗号資産投資家はビットコインをインフレに対するヘッジになると考えているため、13日に発表される6月の消費者物価指数(CPI)は重要なデータとなる。
5月のCPIは、中古車や中古トラックの価格上昇により、2008年以来となる5%の上昇を記録した。
アナリストの平均的な予想数値は4.9%だが、これを上回れば、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激策を減速させるという懸念が再燃する可能性がある。
航空運賃や宿泊費など、景気が回復しつつある分野での物価上昇が、家賃や耐久消費財にも波及するのではないかとの憶測もあり、ドイツ銀行のアナリストは9日のレポートに「現状、こうしたインフレ圧力は一過性のものというFRBの説明を裏付けるようなことはほとんど起きていない」と書いている。
【市場動向】勢いに欠けるビットコイン、嵐の前の静けさか