ビットコインオプション満期、強気派に有利な情勢【仮想通貨相場】
2021-07-30 16:53:00
著者 クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス（Kraken Intelligence）は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。
ビットコインは、8日続伸で迎えた29日（UTC時間）、終了間際に盛り返したものの若干のマイナスで取引を終えた。モネロ（XMR）などプライバシー系のコインのパフォーマンスが良かったものの、29日は特段、材料になるイベントがなかった。
ただ、30日金曜日は16億ドル相当の巨額のビットコインオプションが満期を迎えるため、警戒が必要かもしれない。内訳は、コールオプションが9億ドルでプットオプションが7億2000万ドル相当だ。
7月30日に満期を迎えるビットコインオプション契約 出典：Kraken Intelligence’s OTC Daily
コールオプションは「買う」権利でありいわば「強気」要因、プットオプションは「売る」権利でありいわば「弱気」要因だ。オプション取引は、あらかじめ定められた期日（満期日）にあらかじめ定められた価格で対象の資産を買い付ける、もしくは売り付ける権利を売買する取引だ。
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