米通貨監督庁の元トップが米国版バイナンスのCEOを辞任

仮想通貨



2021-08-07 06:55:44

わずか3ヶ月で辞任

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの米国部門「Binance.US」の最高経営責任者(CEO)Brian Brooks氏は7日にSNSでCEOを辞任したことを報告した。

バイナンス

バイナンスとは、取引高・登録者数が非常に多く、世界的に有名な暗号資産取引所のことである。

▶️仮想通貨用語集

Brooks氏がCEOに就任したのは今年の5月1日で、わずか3ヶ月で辞任したことになる。SNSで、「(辞任の理由については)戦略的方向性が違うことにあるが、元同僚たちの成功を祈っています」と話した。

ご挨拶 #crypto コミュニティ。 私がのCEOを辞任したことを皆さんにお知らせします@BinanceUS。 戦略的な方向性には違いがありますが、以前の同僚の成功を祈っています。 エキサイティングな新しいものが来ます!

—ブライアン・ブルックス(@BrianBrooksUS) 2021年8月6日

バイナンスCEOのCZ氏はBrooks氏の辞任発表を受け、SNSで「Brooks氏の務めはかけがえのないもので、今後も仮想通貨業界に携わることを願っています」とコメントした。

ブライアンの仕事 https://t.co/hSHrrlF7o7 非常に貴重であり、彼が暗号業界の成長の不可欠な部分であり続け、私たちの業界を前進させる規制を提唱することを願っています。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 https://t.co/ya1sEmVyPb

-CZ🔶Binance(@cz_binance) 2021年8月6日

Brooks氏は以前、コインベースの最高法務責任者を務めていた人物で、その後は2020年5月29日から2021年1月14日の間、通貨監督庁(OCC)の長官代行として米貯蓄貸付組合および国民貯蓄銀行に対して仮想通貨の取り扱いを許可する声明を発表するなど、仮想通貨の規制に積極的に取り組んでいた。一方、Brooks氏が発表した仮想通貨関連ルールの実施はOCCの現任長官によって保留されている状態にある。

著者:菊谷ルイス



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