2021-08-20 09:40:00
著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
500万円台回復
昨日のBTC相場は日中は下落するも夜間に上昇する展開。未明は46,000ドル(約505万円)まで上昇していたBTCだが、FOMC議事録によって、年内にテーパリング(金融緩和縮小)が開始される可能性が高いと分かると、米株が値を崩し、BTCも44,500ドル(約490万円)まで下落した。朝方は米大手暗号資産取引所Coinbase が日本でサービスを開始すると公表し、45,000ドル(約495万円)まで回復。しかし、その後シンガポールの交換所のウォレットでハッキング被害があったことが報じられ、BTCは再び下落に転じ、44,000(約485万円)まで値を下げた。海外時間に入り、前日にテーパリング警戒から下落していた米株が買い優勢で始まるとBTCも切り返した。その後、米株の勢い続かず不冴えとなる中、連日Ripple社がリップルネットやODLを基盤とした国際送金網を拡大していることを好感され、再びXRPが上昇、1.22ドル(約135円)まで上昇すると、BTCも連れ高となり、46,500ドル(約510万円)まで上昇、今朝方もその水準を維持し、高値圏での推移が続いている。