暗号資産に虎視眈々、大手企業の進出はいつか?

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2021-09-06 06:00:00
暗号資産に虎視眈々、大手企業の進出はいつか?

フィデリティ・デジタル(Fidelity Digital)が2021年7月に実施した調査では、ヨーロッパとアメリカの機関投資家の3分の1以上がデジタル資産を保有していると回答した。しかし、伝統的巨大金融企業は、暗号資産業界に押し寄せている訳ではなさそうだ。どういうことだろう?

暗号資産を大量に保有する企業の多くは、伝統的金融の世界の企業ではない。暗号資産保有数でもとりわけ際立っているのは、マイクロストラテジーとテスラの2社。

マイクロストラテジーは6月21日現在、10万5085ビットコイン(BTC)以上を保有しており、その時点での価値は27億ドル。一方、テスラの第2四半期の保有ビットコインの価値は、13億ドル相当と報告されていた。

ヘッジファンドマネージャーとしてキャリアを築いてきたマイケル・ノヴォグラッツ氏が設立したギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は、5億ドル相当以上のビットコイン、暗号資産ブローカレッジのボイジャー・デジタル(Voyager Digital)は約4億ドル相当のビットコインを保有している。

ビットコインを保有する主要な非伝統的金融系企業としては他にも、ジャック・ドーシー氏の率いる決済プラットフォームのスクエア(Square)や、ビットコインマイナーのマラソン・デジタル(Marahon Digital…

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