2021-09-22 07:50:00
著者 中村健太郎 （なかむらけんたろう）FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外（シンガポール）では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
株式市場に連れ安
昨日のBTC相場は軟調な展開。前日の海外株式市場の軟調地合いを受け、未明のBTCは44,000ドル（約480万円）割れの水準で推移。日本の株式市場が前日の海外市場の流れを引継ぎ、日経平均が下落して始まるとBTCも弱含みとなり、一時41,000ドル（約450万円）を割る場面もあった。香港株式市場では前日に売られすぎた反動で、買い戻される場面もあり、BTCも42,000ドル（約460万円）台まで値を戻したが、その後Binanceがオーストラリアでのデリバティブを停止するという報道があり、上値は限定的であった。海外時間に入り、株式市場が前日の反動で買い優勢で始まると、BTCも43,000ドル（約470万円）台まで回復した。しかし、中国恒大集団のデフォルトリスクに対する警戒感は根強く、米株が反落に転じるとBTCも連れ安となり、再び43,000ドルを割る展開となった。その後は、今晩のFOMCを控え様子見ムードが広がる中、BTCはじりじりと値を下げ、今朝方は41,000ドル付近での推移が続いている。
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