2021-10-01 11:58:09
金融市場と仮想通貨の動き
月が明け、1日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+0.79%の485万円(43,615ドル)で推移している。
米株市場が軟調にあることなどから、レジスタンスライン(上値抵抗線)で戻り売り圧力に晒されている。米ニューヨーク市場では、ダウが前日比546ドル(-1.6%)安となった。米連邦の債務上限問題や中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念、テーパリング(量的緩和縮小)関連のトピックが下振れリスクを想起し、投資家のリスク回避姿勢につながっている。
これに伴い、東京株式市場では日経平均株価が前日比-590円(-2.01%)で前場を終えた。米株先物指数に押される形で下げ幅を拡大した。
一方、仮想通貨市場は昨日は大きく反騰している。仮想通貨に対して一貫して厳しい姿勢を貫いてきた米SEC(証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー委員長による「ビットコインETF(上場投資信託)」関連のポジティブ発言も好感された。
関連:米SECゲンスラー委員長、ビットコイン先物運用のETFに好感
データアナリストMinkyu Woo(@minkyutekken)氏がCryptoQuantに投稿した考察によれば、現在のステーブルコイン供給比率(Stablecoins Supply Ratio)のBTCデイリーネットフローは、大相場の予兆となった2020年第4四半期と類似した兆候を示すという。
ステーブルコインは、米ドルなどの資産に価値を裏付けられた暗号資産であり、ボラティリティの低い法定通貨の代替手段として機能する。
オレンジ線が低い位置にあるということは、仮想通貨取引所内に潜在的な買い圧力となるステーブルコイン量が潤沢にあることを意味する。
また、CryptoQuantのKi Young Ju…
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