米仮想通貨マイニング企業マラソン社、ビットコイン含む担保で銀行から110億円の融資

仮想通貨



2021-10-05 12:29:30

110億円以上の融資で事業拡大

ナスダック上場の米大手暗号資産(仮想通貨)マイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングス(以下、マラソン)は4日、米シルバーゲート銀行から1億ドル(約111億円)規模の融資を受けることを発表した。あわせて、最新の事業報告も行っている。

マラソンは、この融資枠を、新しいマイニングマシンの取得など、ビットコイン(BTC)マイニング事業の拡大のために使用。融資は、マラソンが保有するビットコインと米ドルを担保としており、まず1年間有効となる。それ以降も、シルバーゲート銀行とマラソンの合意により毎年更新される可能性があるという。

マラソンのFred Thiel CEOは、次のようにコメントした。

この融資は、当社が臨機応変に行動する能力を高めるものであり、機敏に動くことを重視する当社の戦略にも沿ったものとなる。この融資枠を確保することで、当社が今後数四半期にわたって成長を続けるための、より良い条件を得たと考えている。

10万台のマシンを発注済

マラソンは、昨年から大手ビットメインにマイニングマシンを大規模発注している。2020年12月には、7万台のAntminer S19購入契約を締結。さらに、今年8月には新たに3万台のマシンを購入すると発表した。

事業報告によると、10月1日現在で約2万6,960台の最上位マイニングマシンが、モンタナ州にあるマラソンの施設に納入された。

9月に入ってから、世界的な物流の問題により出荷に影響が出始めているものの、現時点での予測では、発注済のマイニングマシンは2022年半ばまでにすべて納入される見込みだという。



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