JPモルガンとDBSのPartiorが始動:世界160兆ドル、クロスボーダー決済の破壊が始まる

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2021-10-26 13:35:45
JPモルガンとDBSのPartiorが始動:世界160兆ドル、クロスボーダー決済の破壊が始まる

米銀最大手のJPモルガン・チェースは、シンガポール大手銀行のDBSと政府系投資会社のテマセクと共同で、非効率的でコストがかかる従来のクロスボーダー決済を“ディスラプト”するための次世代プラットフォーム「Partior」を開発、その試験運用を開始した。今後3~5年間で普及範囲を拡大させる。

JPモルガン、DBS、テマセク(Temasek)と、その3社で設立したPartiorは10月26日、シンガポールで共同オンライン会見を開き、ブロックチェーンを基盤技術とするPartiorのテスト運用のローンチを発表。米ドルとシンガポールドルの銀行間取引を2分で完了させた。

世界のクロスボーダー決済額は約160兆ドルに達し、世界の総GDPの約85兆ドルをはるかに超える。そのほとんどは、既存の銀行間決済ネットワークのSWIFTを利用して、送金情報などのやりとりが行われている。

Partiorは、ブロックチェーンをフル活用して、銀行間のクロスボーダー決済や貿易金融取引を24時間・365日、即時に行うことができ、決済コストを大幅に軽減する次世代プラットフォームの開発を進めてきた。

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