米スクエア社決算、第3四半期ビットコインの利益は48億円でやや減少

仮想通貨



2021-11-08 12:51:23

スクエア社決算、アプリのCash Appが力強い成長

決済サービスやCash Appを展開するスクエア社が2021年第3四半期(Q3)の決算を発表した。全体の売上総利益は前期比でやや減少した。また、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン取引サービスからの利益はビットコイン市場の価格が落ち着いたことなどを理由に控えめな結果となった。

スクエア社全体の収益は38億4000万ドル(約4365億円となっている。売上総利益(粗利)は前年同期比で43%増加しており、11億3,000万ドル(約1,284億円)となった。

ビットコイン(BTC)の収益は18億1,000万ドル(約2,060億円)だったが、売上総利益は4,200万ドル((約48億円)に留まった。ビットコインの収益は、ビットコインの顧客への合計販売量となっている。

収益、売上総利益が前期比で減少している点については、ビットコインの値動きが比較的安定していた点を理由として挙げた。

関連:ビットコインの売上、四半期で3,800億円超え 米スクエア(5/7)

ビットコインの売上総利益は、2021年第1四半期(Q1)の7,500万ドル(約85億円)が最高となり、それからQ2、今期となるQ3にかけ収益額と共に減少が続いている。

スクエア社はユーザーからの需要やビットコインの値動きにより、収益、売上総利益については今後も上下する可能性があるとしている。

ビットコインの窓口となっているスクエア社のアプリ、Cash App全体も好調で、収益が23億9,000万ドル(約2720億円)に対し、5億1,200万ドル(約582億円)の利益となっている。ビットコインを除いたCash Appの収益は5億7,800万ドル(約657億円)となった。

出典:スクエア社

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