仮想通貨取引所バイナンス、イーサリアムのレイヤー2「Arbitrum」ネットワークと統合
2021-11-20 05:00:00
バイナンスは19日、「Arbitrum One」コアネットワークとの統合を発表し、Arbitrum Oneのレイヤー2でイーサリアム(ETH)のデポジットを開始した。
Arbitrumは第3世代のレイヤー2プロトコルであり、オフチェーンのイーサリアムコントラクトで実行され、イーサリアムのメインネットよりも低コストでトランザクションが速くなる。
今回の発表によれば、バイナンスのユーザーはイーサリアムネットワークからERC-20トークンをArbitrumでデポジットして取引コストを削減できるようになる。さらにバイナンスは近い将来、Arbitrumで出金を可能にする予定で、レイヤー2をサポートする最初の集中型取引所の1つになるとしている。
イーサリアムは、ネットワークの混雑と高額な手数料に直面しており、その成長を妨げている。Arbitrum Oneは、数分の1のコストでスケーラビリティと速いトランザクションを可能にするマルチレイヤーのイーサリアムコンセンサスプロトコルを利用することで、この問題の解決を目指している。
バイナンスによるイーサリアムのレイヤー2でのデポジットの統合は、分散型取引所とクロスチェーンアトミックスワップが市場で人気を集めている中で、大きな前進だ。バイナンスは取引高で世界最大の仮想通貨取引所の1つであり、Arbitrumの統合はイーサリアム採用にとっても朗報となるだろう。
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