2021-05-18 12:27:57
ビットコイン相場と金融マーケット
18日の仮想通貨市場では、ビットコインが前日比+1.09%の492万円(45,000ドル)と反発した。
17日昼と18日深夜に42,000ドルまで下落する局面があったが、42,000〜43,000ドルのサポートラインは21年1月の最高値かつ2月以降の最安値であることから、ショートの決済やロングの押し目買いが意識されやすい水準と言える。過去最高値の64,800ドル(710万円)からすでに-33%の調整幅となっており、日足のRSIも20年3月のコロナ・ショック以来最低水準の30%台まで再低下していることから、この難局を凌ぎ切ることさえ出来れば強めの反発も見込めるか。
一方、株式市場では長期金利上昇、及びインフレ懸念が再び強まっており、米国株を筆頭とする金融マーケットがさらに崩壊すればリスクアセット全般の連れ安は免れない。BTC価格が直近安値を底割れすれば、ロスカットラインを巻き込みパニック売りを招くおそれもある。その場合の下値目処としては、今年1月のレンジである年初来安値(②)の28,700ドル〜40,000ドル(313万円〜436万円)が意識されることになりそうだ。
下値支持線の200日移動平均線は、18日時点で39,700ドルにある。
イーロン・マスクCEO率いるテスラ社による15億ドル(約1600億円)相当のビットコイン購入が、米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかになったのは2月8日。当時のビットコイン価格は約4万ドル(①)だった。
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