週明けから二段安を演じたビットコイン相場、下値目途を探る

仮想通貨



2021-11-21 12:00:15

11/13(土)〜11/19(金)の仮想通貨相場

13日に731万円を付けていたビットコイン(BTC)価格は、19日に一時636万円まで大幅下落。高値圏での調整局面となっている。

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

11/13(土)〜11/19(金)レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は上値の重い展開を繰り広げ、19日正午時点で、約5週間ぶりの安値となる640万円周辺で推移している。

シカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物取引開始と同時に、週明けから750万円台に乗せたBTC相場だったが、ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)マイニング企業、Marathon Digital(MARA)が米証券取引委員会(SEC)から召喚状を受けたと伝わると、MARAをはじめ関連株が急落。

BTCもこれに連れ安となると、米バイデン大統領がインフラ法に署名したこと、さらには節目の6.4万ドルを終値で割ったことで、16日は東京時間から下げ足を速め、6万ドル水準となる686万円まで安値を広げた。

週央の相場は6万ドルを巡り方向感に欠ける展開。16日に取引初日となったVanEckのBTC先物上場投資信託(ETF)が、先月のProShares BITOの初日取引高の数%にも満たなかったことで失望感を誘ったが、相場は5.85万ドル(≒674万円)絡みで買い支えられた。

一方、18日には6.1万ドルにタッチした後に反落すると、欧州株の下落を眺め相場はジリ安に。この日は寄付きの米株市場が軟調となったことも相場の重石となり、5.8万ドルはおろか5.7万ドルをも割り込み、相場は週明けから二段安を演じる格好となっている。



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