2021-12-07 14:15:32
DeFiのリスクや規制について議論
国際決済銀行(BIS)は6日、DeFi(分散型金融)についてのレポートを発表。その「分散性は幻想」であるとして、仕組みやリスクについて分析、規制方法を提案した。
DeFiとは
ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。
▶️仮想通貨用語集
BISは、DeFiの重要な要素として「暗号資産(仮想通貨)の取引、貸付、投資をサポートするブロックチェーン上の自動化されたプロトコル」と、「資金移動を促進するステーブルコイン」を挙げた。
その上で、レポートは結論を次のようにまとめている。
DeFiでは、ガバナンスを行う必要性から、ある程度の中央集権化が避けられず、システムの構造的側面から権力の集中が起こっている。このため、我々はその分散化は幻想だと主張する。
また、DeFiが広く普及した場合、その脆弱性が金融の安定性を損なう可能性がある。こうした脆弱性は、高レバレッジ、流動性のミスマッチ、システムの相互接続性、ショックを吸収する機関の欠如などにより、深刻になる可能性がある。
「ガバナンスシステムが規制の介入ポイント」
以上のような状況で、レポートは、DeFiに既に存在しているガバナンス・メカニズムは、規制当局が「金融安定性、投資家保護、違法行為」などの課題に対処する際に、介入点になるだろうとしている。
より具体的には、DeFiプラットフォームが「 。 長文は切り捨ててております。元ソースよりご確認ください。 元ソース 続き・詳細はこちら 「DeFiの分散性は幻想」国際決済銀行がレポート発表