米議会、ビットコイン採掘の環境問題で公聴会を予定か

仮想通貨



2022-01-06 11:35:11

マイニングの環境問題を懸念

米議会が近々、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのマイニングが環境に与える影響について公聴会を開く予定であることが判明した。関係筋の話としてCoinPost提携メディアのThe Blockが報じた。

早くて1月中に公聴会の開催を目指すのは米下院のエネルギー・商業委員会の監視・調査小委員会。ビットコイン(BTC)を筆頭としたPoW銘柄のマイニングの電力消費に関する証人を多数用意しているという。

PoWとは

PoW(プルーフオブワーク)とは、コンピューターで計算(マイニング)を行うことによって、ブロックを新たに承認・生成するコンセンサス(合意形成)アルゴリズムの総称。代表例ではビットコインやモネロ(XMR)などがある。

▶️仮想通貨用語集

英ケンブリッジ大学の研究によれば、ビットコイン・ネットワークにおける米国のハッシュレート(採掘速度)シェアは7月以降、初めて1位に躍り出た。21年5月の中国政府による仮想通貨禁止令でマイニングが禁止された事を受け、中国大手マイナーの移転先として米国や近隣国のカザフスタンなどに白羽の矢が立った。

関連:中国のビットコインマイナー大量撤退で激変する勢力図、新たなマイニング拠点は?=英ケンブリッジ大学の研究データ

しかし、米国では連邦政府が一貫性のある仮想通貨規制を打ち出していないため、各州が独自に法整備を整える動きが目立っている。結果的に、安価な電力コストや広大な土地などの好要素を持つテキサス州やケンタッキー州、ニューヨーク州などが採掘拠点として注目を集めた。

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