アクシーのRoninへの攻撃と、クロスチェーンのリスク

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2022-04-10 09:00:00
アクシーのRoninへの攻撃と、クロスチェーンのリスク

今月、暗号資産(仮想通貨)のニュースが、メインストリームメディアの見出しを飾った。人気NFTゲーム「アクシー・インフィニティ」の専用レイヤー2ソリューション「Ronin Network」から、6億2400万ドルが盗まれたと発表されたのだ。

攻撃にあったのはRonin Bridgeという、ユーザーがRoninとイーサリアム間で資産を動かすための機能だ。今回の攻撃は、暗号資産関係者の一部にとって、暗号資産の未来が「マルチチェーン」になったとしても、「クロスチェーン」となる可能性は低いことの証であった。

より高速で安価だが一段と中央集権化が進んでいる各種ブロックチェーンへと、イーサリアムからの流出が続く中、今回の攻撃は分散化の大切さを思い起こさせてくれるものでもあった。

Roninはイーサリアムと並行するサイドチェーンだ。超人気プレイトゥアーン(P2E=Play-to-Earn)ゲーム「アクシー・インフィニティ」を手がけるスカイ・メイビス(Sky Mavis)は2020年、イーサリアムのベースレイヤーは、この人気ゲームを支えるのに必要なすべての取引をこなすには遅く、高価すぎると判断し、Roninを開発した。

Roninなどのブリッジは通常、1つのチェーン上のスマートコントラクトに暗号資産をロックアップし、目的地となるチェーン上で「ラップド」トークンを発行することで機能する。

例えば、Ronin Bridgeを使って、イーサ(

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