2022-01-13 10:15:57
香港、新たな規制体制構築を目指す
香港金融管理局は12日、暗号資産(仮想通貨)とステーブルコインの規制に関する協議書を発行したことがわかった。
当局の規制についての考え方を示し、一般市民や業界関係者からの意見を募集している。特に、ステーブルコイン規制に焦点を当てた。
金融管理局は、仮想通貨セクターが成長しており、銀行など主流の金融システムとの相互関連性が高まっている中で、金融安定性の観点から、仮想通貨の取り扱い方針を見直しているところだ。
協議書へのフィードバックに基づいて、2022年から2023年にかけて、さらに規制枠組みについての文書を発行する可能性があり、さらに2023年から2024年までには、新たな規制体制の導入を目指しているという。
特に、現在の重点分野として(1)当局から認定された機関による、仮想通貨に関する顧客とのやり取りや仲介サービスの提供に関する規制アプローチ、(2)金融市場におけるステーブルコインや、その他の仮想通貨の利用拡大に伴う既存の規制枠組みの妥当性を挙げた。
その上で、今回の協議書では、(2)のステーブルコインなどについての規制アプローチを取り上げるとしている。
ステーブルコインとは
価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値($1)を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。
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