北米大手ビットコイン採掘企業、ナスダックにSPAC上場

仮想通貨



2022-01-24 12:56:15

マイニング企業、SPAC上場果たす

北米の大手暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)マイニング企業Core Scientificは20日、ナスダック上場を発表した。Power & Digital Infrastructure Acquisition Corp社による買収成立により、SPAC(特別買収目的会社)合併上場を実現した。

SPACは米国で注目を集めている上場手法。「空箱上場」とも呼ばれており、ペーパーカンパニーが既存企業を買収することで、上場プロセスを早める狙いがある。

SPACとは

「Special Purpose Acquisition Company」の略称で、「特別買収目的会社」や「白地小切手会社」と訳される。その企業自体は特定の事業を有さず、未上場企業の買収を行うことを目的とする。

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Core Scientificは米テキサス州の州都オースティンに拠点を置くマイニング企業。ジョージア、ケンタッキー、ノースカロライナ、ノースダコタ州などに大規模な採掘拠点(データセンター)を構える。

21年7月にSPAC企業のPower & Digital Infrastructure Acquisition Corp(XPDI)との買収契約を締結していた。米時間20日に契約が確定し、ティッカー「CORZ」で取引を開始した。

出典:Tradingview

Core Scientific社は21年12月末時点で、67,000台のASIC機器を保有。2021年4Q(10月〜12月)には2,498BTCの採掘に成功しており、企業の保有量は5,296BTCを記録している。

ナスダック上場について、Core ScientificのMike Levitt CEOは、「北米最大のマイニング企業として、引き続き生産能力を向上させていく」と説明。ビットコイン・ネットワークの安定性に貢献し、「長期的な株主価値の創出」に焦点を置くと語った。

環境負荷も考慮

また、2017年に設立したCore…



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