ビットコインマイナー、保有資産を売却──1月の価格下落の要因となったか

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2022-02-11 09:00:00
ビットコインマイナー、保有資産を売却──1月の価格下落の要因となったか

ビットコインマイナー(マイニング事業者)は過去30日に保有資産の一部を売却したことが、複数の情報源のデータで明らかになった。

上図(Miner Net Position Change)はマイナーのアドレスが保有するビットコインの増減(赤いバーは純減、緑のバーは純増)を示しており、5日(土曜日)は1660ビットコイン超、6日(日曜日)は1733ビットコイン超の純減となった。CoinGeckoによると、これは1億4700万ドル(約170億円)以上に相当する。

週末の純減は、2021年11月以来で、2022年では初の純減となった。

マイナーは過去30日で保有資産の売却を始めた(Glassnode)過去2カ月、価格が5万5000ドルから3万5000ドルまで下落しても、マイナーはビットコインを蓄積してきたと調査会社のデルファイ・デジタル(Delphi Digital)は記した。

「週末の上昇で、マイナーは保有するビットコインを売却し始めており、Miner Net Position Changeは2カ月ぶりにマイナスに転じた」(デルファイ・デジタル)

過去30日の売却は、ビットコイン価格の下落を引き起こした可能性がある。ビットコインは1月の最終週に一時3万2000ドルまで下落した。ビットコインはその後回復し、8日には4万5570ドルの高値となった。

マイナーは強力で高価なマイニング機器を使用し、マイニングシステムの維持には費用がかかる。そのため定期的に保有資産を売却している。

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